サプリメントが理想的に働くには
私たち現代人にとって、栄養というものがいかに大切か、そして、どのような栄養素を摂取し、健康に留意すべきなのか、当サイトを御覧頂いているみなさんには、もうおわかりいただけたと思います。
下がり続ける出生率、増え続ける癌患者、家に引きこもる子どもたち……、栄養は、体にも心にも、非常に大きな影響を与えます。
ロジャー・ウイリアムス博士が仰るように、私たちは、私たちが食べたものそのものだからです。
これまでに述べてきたように、私たちに最も不足し、健康の土台となる最も大切な栄養素は、ミネラルとビタミン、そして植物栄養物質です。
ですから、可能な限り無農薬の野菜や果物、穀類を摂ること、そして足りない分を植物ミネラルや緑汁・赤汁などのサプリメントで補うことが非常に重要になってくるのです。
では、今の私たちに最も必要なサプリメントとは、植物ミネラルであり、線汁・赤汁なのでしょうか?
サプリメント療法の第一人者として知られるジョナサン・ライト博士は、次のようなことを語っています。
「ビタミンAはどの疾患に効き目があり、亜鉛はどの症状の治療に効果があり、チロシンは……、といった具合に、それぞれの栄養素はすべて重要なものである。
しかし、栄養素のサプリメントは栄養生化学療法の主役ではない。
むしろ、最後の手段といったほうが当たっている。
サプリメントが理想的に働くためには、そのための土台がしっかりと築かれている必要がある。
添加物などを加えられていない自然な食品で毎日の食事を組み立てることがステップ1、
食べた食品が支障なく消化・吸収されていることを確認することがステップ2、
食品にアレルギーなどの過敏性があればそれを解決するのがステップ3である。
たいていの場合、このステップ1から3へと進むあいだに患者の抱えている問題は半分以上解決されてしまう。
どんな場合でも、毎日の食事の内容はサプリメントより重要である」
現代の私たち日本人にとって、植物ミネラルや緑汁・赤汁は最良の「ミネラル・植物栄養物質摂取法」といえます。
しかし、食物から摂取できない栄養素をサプリメントで補給できても、それは日本人の栄養不足を根本的に解消できたことにはなりません。
農地から窒素・リン酸・カリウム以外のミネラルが枯渇し、農作物の栄養価は低下の一途をたどり、いっこうに上がらない自給率と栄養に関する意識の低下は食環境・食生活をますます歪なものに変えていっています。
このままでは − あるいはすでに − ジョナサン・ライト博士のいう「ステップ1からステップ3」を実践することは不可能です。
サプリメントですべての栄養素を摂ることはできません。
私たちは今まさに、日ごと健康の土台を失っているのです。
現代の私たちが健康になるために、最も大切なことはサプリメントを摂ることではありません。
一日も早く新しい日本の農業を再生すること、そして栄養に関する意識と知識を高めることです。
植物ミネラルを摂ることではなく、植物ミネラルを摂らなければ健康になれないような現状を把握することです。
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