植物ミネラルの効果・効能と有用性
この植物ミネラルの有用性については、ジョエル・D・ワラック博士も指摘しています。
ミネラル研究の第一人者として知られるワラック博士は現在、実際に植物ミネラルを利用した栄養素療法を実践しており、その効果を広く訴えています。
ここで、博士の言葉をいくつか紹介しましょう。
現在、少なくともの種の必須栄養素が存在することがわかっています。
その内訳は、必須ミネラル60種類、必須ビタミン16種類、必須アミノ酸12種類、必須脂肪酸2、3種類です。
さらに研究が進めば、この数は確実に増えるでしょう。
これらが必須と呼ばれている理由は2つあります。
ひとつは体がこれらのものをつくり出すことができないので、食料かサプリメントという形で毎日摂取しなければならないことです。
そしてもうひとつは、これら約90種の必須栄養素のひとつでも欠けてしまえば、その期間の長短はありますが、平均して10種の病をもたらしてしまうことです。
これはつまり、適切な栄養補給によって約900種の病を予防できるということをあらわしています。
ですから、もし健康長寿をまっとうしたければ、人は食べるものに注意をはらい、これらの必須栄養素を欠かすことなく適切に補う必要があるのです。
獣医は300年も前から、ある種の粘土や石灰岩、木の燃えかすなどを動物に与えて、ある種の病気を予防したり、治療したりしていたのです。
こうした方法は受け継がれてきましたが、約75年前まで科学的裏づけはされていませんでした。
これらの必須栄養素は、粘土や石灰岩や木の燃えかすに含まれていたので、それにより動物の病を予防したり治したりすることができたのです。
私が興味深く思うのは、動物の病を予防し治すための特定の餌が今ではつくられていることです。
たとえばネズミ、ハムスター、アレチネズミ、ハツカネズミ、ウサギ、馬、羊、豚、七面鳥、ニワトリ、猿のための専用の餌があり、これによってこうした動物の数多くの慢性変性疾患を予防し、長生きさせられるようになりました。
ですから私は、それが動物にできて、なぜ人間のためにできないのかが不思議でした。
そこでさまざまな研究を通して完成させた「栄養素フォーミュラ」を、実際に人間の患者たちに適用してみた結果、動物の病気を予防したり治したりするコンセプトは、人間に対しても効果があることが実証されたのです。
大変興味深いことに、植物によって吸収されたミネラルは、土壌中にあるミネラルとは違った特性を持っていることが判明しました。
その特性を具体的にいえば、植物中のミネラルは分子の大きさがずっと小さく、プラスではなくマイナスのイオン電荷を持っていることです。
こうした特性のため、植物ミネラルは水溶性で、その被吸収率が高く、最大98%にもなります。
しかも植物のミネラルは安全なのです。
通常、市販されているミネラルの原料は、グレート・ソルトレーク湖、北大西洋、アラスカ湾からの塩、ドロマイト、アズマイト、マウントプロロマイト、ベントナイトなどの粘土、カキの殻、卵の殻、石灰石、珊瑚カルシウムなどから精製されますが、これらのミネラルは植物ミネラルのような吸収率を持っていません。
植物は体が吸収できるようにプロセスしてくれるのです。
現在、私どもが用いている植物抽出のプラントミネラルは、化石にも岩にもならなかったものです。
基本的にそれは古代からの堆肥ともいえるもので、この材料を顕微鏡でよくみると、植物繊維、細胞、枝、樹皮、葉、花などが認められ、植物からできていることが明らかです。
太古の葺に火山の噴火によって原生林が薄い火山灰で覆われたのですが、重く圧縮するほどではなかったので、石油や石炭になることなく、ただ覆い被され、外のものから護られたので、文字通り太古の葺からのままの状態だったのです。
いかがでしょうか?
私では信用できないという方も、ノーベル医学賞候補にもなったワラック博士がこ仰っているのですから、植物ミネラルの有用性を信用していただけるのではないでしょうか。
ワラック博士らは現在、アメリカ・ユタ州のエメリー郡に存在する植物堆積層から抽出されたミネラルを利用しているそうです。
エメリー郡では推定7000万年以上前に大規模な地殻変動が起こり、そのとき肥沃な土壌とともに密生していた植物類が埋没したことで、植物堆積層ができたといわれています。
博士によれば、その植物堆積層には75〜77種のミネラルが含まれているとのことです。
植物ミネラルの最も優れた点は、前述のように分子が非常に小さいことにありますが、金属ミネラルでも「キレート化」や「コロイド化」をして吸収率を上げたものも開発されています。
キレート化とは金属ミネラルをアミノ酸やタンパク質で包み込み、体が代謝しやすいように加工したものです。
たしかにこうした処理によって吸収率はある程度まで上がりますが、しかしそれで問題が解決できたわけではありません。
欠点は金属ミネラルの分子の大きさだけでなく、金属ミネラルそのものにもあるからです。
「キレート化」「コロイド化」「イオン化」など、吸収率の高さを強調するためのさまざまな言葉が頻繁に、そしてかなりいい加減に使用されている印象がありますが、いずれにしても原料が金属ミネラルならば同じことです。
ワラック博士は、こうしたことに関連して、次のようなことも述べています。
「コロイドという言葉の意味は、ごく小さく液体に浮くような大きさということなのです。
コロイドとは一般的な用語であって、誰もその用語の使い方に対して特許を持っているわけではありません。
それで、すりつぶした石灰石や粘土などから液体コロイドミネラルをつくることができるのです。
しかし、それらは無機物の金属ミネラルであり、小粒であっても体内への吸収率は低いのです。
このことによってしばしばコロイドミネラルは疑問視され、悪名を帯びることがありました。
しかし植物性のコロイドミネラルは、これとは異なります。
土嬢の金属ミネラルが植物を通過することにより、植物ミネラルとなるのです。
植物は実際に土壌の無機物メタリックミネラルを消化し、植物組織内を通過できる非常に細かい粒子にします。
ですから、これらのミネラルは植物内を循環することができるようになり、われわれはその植物を食べるのです」
残念ながら、日本で販売されているミネラルの多くは金属ミネラルで、しかもコロイド化されていません。
それでありながら、パンフレットなどには「コロイド化」と記述され、しかも吸収率99%などと表示している会社も少なくないのです。
私たち消費者はそうした悪徳企業にだまされないように知識をつけ、納得いくまで調べてから商品を選ぶ必要があると思います。
ミネラルの違いと吸収率
| 金属製ミネラル | 吸収率 3%〜8% | ・卵殻 ・貝殻・炭酸カルシウム ・石灰岩(ライムストーン)・サンゴ ・クエン酸 ・乳酸カルシウム ・グルコン酸カルシウム ・海底からのもの ・粘土 ・硫酸 ・カーボネート |
| キレートミネラル | 吸収率 40%〜60% | 金属性ミネラルに、タンパク質、アミノ酸をかぶせた成分として、吸収率を高めたアミノ酸キレートとして知られている。 分子が大きい。 |
| 植物性ミネラル (プラントミネラル) | 吸収率 98% | 金属性ミネラルを植物の中で変換したもの。 赤血球の7000分の1の大きさなので、赤血球の中に 貯蔵される。 全身に、マイナスイオンになって運ばれる。 ・穀物 ・野菜 ・果物 ・豆類 |
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